2005年 03月 31日
どんなものがあったっけ?とかき集めてみたけれど、やはり3月は拾いモノの少なかった月だった。ツキノワグマに破壊されていたニホンミツバチの巣盤くらいだ。セッケイカワゲラやクモガタガガンボなど、小さくて柔らか系の虫たちはこのフォーマットには入りにくい。 少しは彩りもと、近くを回って早春の木の花を探す。ネコヤナギに加えてアブラチャンが少しだけ見つかる。キブシはまだつぼみのまま。それでも色が一つ入るだけで少し春の気配が漂う。 春の木の花に黄色が多いのはなぜなのだろう。ここ数年春が来るたびにその疑問が浮かんでいる。同じ色にしておくとある昆虫が訪れやすいのかと考えたくなるが、たとえばアブラチャンとキブシでも花の構造はだいぶ違う。でも早春の林で目に着くのは黄色い木の花のような気がする。そうして判然としないまま季節が過ぎていく。 伊那谷にやって来てから今日で3年間。明日から4年目のシーズンが始まる。 (左上から右下へ)ネコヤナギ、キブシ、ミドリトビハムシ、イネゾウモドキの仲間、ヤノナミガタチビタマムシ、キイロクビナガハムシ、ハムシダマシの仲間、ゴミムシの仲間、エゾゼミぬけがら、アブラチャン、ツキノワグマに掘り出されたニホンミツバチ巣盤
by narwhal2
| 2005-03-31 17:50
| 拾いモノ
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