2005年 02月 03日
数日ぶりに渡場に出かけたが、もくろみはずれて田んぼは雪におおわれていた。しばらく探したがモズの姿も見あたらない。無雪時とは異なる行動パターンなのだろう。
車からぼんやりながめていたら川沿いのヤナギにヤマセミがいるのに気がついた。それをボンヤリ見ていたら、何やら白いものを二度落とした。もしかして、とヤマセミ去ったあと付近を捜索したら、魚の骨がいくつか散らばっていた。ペリットだ。枝が高かったのでばらけてしまったのだろう。ヤマセミのちゃんとしたペリットなど手にしてみたいなあ。 今日はモードを切りかえ、モズの相手となるべき昆虫探し。まずは河畔のニセアカシア樹皮下にヤマトゴキブリ幼虫。大小二段階の幼虫が同居する。このゴキブリはよくこうして若齢と終齢(?)で越冬している。林床の倒木下にはヒゲジロハサミムシ。埼玉では見たことがあったがこちらにきて初めて見るハサミムシだ。 日当たりよく雪の融けた水路をチェック。モズはよくこういう水路でエサ探索を行っている。水の流れていない水路底の石をめくっていく。しかし見つかったのはアオバアリガタハネカクシのみ。これはこれでうれしかったけれど、モズペリットメニューには出てこない。 昼ころになってふと見れば、雪の消えた果樹畑でエサ探索するモズの姿あり。やっぱり雪の消えた地面を見渡して虫探しというのがモズの狩りパターン。そこで雪の消えた畑に移動してこちらも探索。カキ畑脇に置かれていた側溝フタの裏にカメムシ数匹。その頭と胸には見覚えがある。おお、これは先日ペリットに入ってたフタモンホシカメムシじゃないか。やっと一つたどりつけた。このカメムシ、その後土手の石下からも、側溝にたまった落ち葉下からもあちこちで見つかった。イネにつくくらいだからけっこう生息数は多いだろう。それにしてもモズはどうやってそのカメムシにアクセスしてるのやら。 その他、付近の石、落ち葉などの下から見つかったのは、クモ数種、ナナホシテントウ、例のスナゴミムシダマシの仲間、ワラジムシ、オカダンゴムシ、モリチャバネゴキブリ幼虫、ヨトウガの仲間幼虫といったところだった。モズペリットの主な構成種であるゴミムシとゾウムシにはいまだたどりつけていない。
by narwhal2
| 2005-02-03 18:10
| 鳥類
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