2007年 07月 17日
河川敷砂地のアリジゴク、クロコウスバカゲロウが羽化期に入っている。家で飼育しているアリジゴクも少し前に砂中でマユをつむいでおり、そこからポツリポツリと成虫が羽化してきている。で、ウスバカゲロウの羽化シーンを撮っておこうと思うわけだが、これがなかなか難儀する。
昨日のこと。一つのマユが、この日羽化するだろうと見当をつけた。ところがあいにく、昨日は羽化時刻である夕方〜夜にかけて、息子のPTAの会合が入ってしまっていた。 家に帰って見てみれば、こういうときにかぎって予想はあたり、すでに羽化済み。翅も伸びきっていた。 ウスバカゲロウの仲間は、幼虫時代にはいっさい排泄をせず、羽化時にまとめて一つのフンをすることが知られている。そのフンが見当たらなかったので、せめてその排泄行動だけでもと張り付くことにする。 新成虫の体をじっと見れば、お尻のあたりをクイッ、クイッと軽く曲げるような仕草をしている。ほどなく、という感じだ。セットしておいたビデオを見返すと、羽化したのは一時間ほど前のこと。 やがて肛門に褐色の液体があらわれ、玉になって一滴ポトリと落ちる。さらに少しして、例の白っぽいフンが見えてきた。このフンは大型なだけあって、やはりけっこうキツめな感じで、新成虫はウンウンいうかのようにお尻をクイクイ曲げる。 やがてポトリと落ちたフンは、すでにまったくの柔らかさがなく、以前見たような陶器のような固さと光沢のある代物だった。 →フンコレ'06
by narwhal2
| 2007-07-17 20:44
| アミメカゲロウ目
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