2005年 01月 02日
今朝はバリッと冷え込んだ。こういう冷え方は久しぶりのような気がする。大晦日にふった雪はほとんど融けていない。カミさんは初売りを物色に出かけ、子供は書き初めの道具を広げ始めたので、その間にフィールドへ出る。 今年最初の散歩はいつもの大田切の林。積雪20センチほどだろうか。人の足跡のないところを入っていくのは楽しい。しばしキツネの足跡をたどる。林から田んぼに出たところで足跡の間隔は広がっていて駆けだした姿が目に浮かぶ。林道の脇で足跡はグルッと環を描いており、雪面に黄色い尿が散らばっている。タヌキの足跡が近づいてきて別れ、テンの足跡が横切っていく。 これだけ雪におおわれると、落ち葉をめくることも地面の石をひっくり返すこともままならない。そこで目星をつけておいた木をめざす。その日当たりのいいところに独立したヒノキは数年前から立ち枯れていて、樹皮がカパカパに半ばはがれている。昨年このヒノキの樹皮下ではカメノコテントウの越冬集団を見つけていて、今年もいるのではないかと思ったのだ。 皮の端をそっとめくってみれば、やはりカメノコテントウがあらわれた。その中にオオトビサシガメも混じる。これも昨年同様。両者の越冬場所の好みは一致しているようで、先日別の場所の似たようなヒノキ樹皮下でも同居していた。 カメノコテントウはいつも気になりつつ、越冬モード以外の生活はまだのぞくことができていない。春に集中してあらわれるヤナギハムシ、クルミハムシなどに同調して活動しているはずだが、どうもいつもその時期を逸してしまっている。今年こそこの存在感のある大型テントウムシにつきあってみたい。
by narwhal2
| 2005-01-02 11:55
| コウチュウ目
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