2005年 12月 06日
一昨日、平地に初めての雪が降った。昨日も何回かに分けて雪。量はたいしたことはない。今朝の段階で数センチといったところ。だが、その数センチの雪は季節を変えた。それまではたしかに秋だったのだけれど、雪が降ったとたん冬になったのだ。 これはいい機会、と思う。ここのところつぎつぎ登場しつつあるフユシャクガの話。そのバックには冬のイメージである雪や青空があってほしい。が、ナミスジフユナミシャクやイチモジフユナミシャクが登場する12月前半の段階で雪が積もることは、長野県でも南部のこのあたりではあまりない。そこで今日あたりよさそうだと考えたわけだ。 千人塚のサクラ並木を見て歩く。空は青く、まだ融けていない雪がうっすらと地面をおおう。フユシャクガの出具合もなかなかいいようで順調に目に入る。ナミスジがかなり発生のピークにあるようでメスがつぎつぎに見つかる。12月半ばからの真性フユシャクといった感じのウスバフユシャクも早くもオスが出現している。結局、14本のサクラの木をチェックして、ナミスジフユナミシャク♂10♀6、イチモジフユナミシャク♂1、ウスバフユシャク♂1が見つかった(種の同定は暫定的なもの。とくにメス)。 うっすらとした積もった雪は、日中の日差しによってどんどん融けて再び落ち葉積もる地面となっていった。が、フユシャクガの出方を見ていると、やはり冬になったのねと思う。 →冬尺蛾(その7)
by narwhal2
| 2005-12-06 16:51
| チョウ目
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