2006年 02月 07日
![]() 左上から時計回りに オオハサミムシ♂、ハマベハサミムシ♂、コブハサミムシ♂(ルイス型)、キバネハサミムシ♂、コブハサミムシ♂(アルマン型) 昨夜の雪は不意をつかれたようによく降って、20センチくらいも積もっただろうか。が、昼間は暖かく、その雪がベシャベシャとすぐに融けていくという具合で、何ともフィールド歩きには向かない。しかも何やかんやと家でやることがあって気がつけば夕方。せめて飼育だなでものぞいておかねばと点検すると、棚の少し奧から一つのタッパー出現。冬の初めころからいたオオハサミムシのオス。やな予感。このところ世話してなかった……。開けてみると体がすでにばらけてしまうほどの状態。飼育する以上、できるだけこまめに見てやらねばいかん、と反省しきり。 せめて……と残っていたその立派なハサミを撮影。湾曲も少なくどちらかといえばストレートな形だが、その名に恥じずガーンというハサミだといつもながら思う。 ついでに標本箱を引っぱり出して手持ちのハサミムシたちのハサミも加える。こうしてみると、種類によってその形態は実に多彩だ。ハサミムシにはここ数年入れ込んできたつもりだが、実はそれほど種類は見ていないことに気づく。できることならばいっそ日本全種のハサミ並べできぬか、と妄想する。 ハサミムシのハサミは、天敵から身を守る場面であるとか、あるいはエサを捕らえるのに使ったり、はては翅をしまうのに使われるなんて記述も見たことがあるのだけれど、それにしてはえらくおもしろい形じゃないかい、と思う。 こんなようなのが頭についていれば人気者の虫(クワガタだね)になり、お尻についていれば日陰者……というのは何だかいかにも不公平であって、僕は断然ハサミムシのかたを持ちたくなってしまう。 ■
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by narwhal2
| 2006-02-07 20:48
| ハサミムシ目
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