2005年 01月 22日
ミズイロオナガシジミ アカシジミ?(ゴミとり前) アカシジミ?(ゴミとり後) ここのところ出るたびに気にして見ていたゼフィルス、ミドリシジミの仲間の越冬卵。 それら画像を整理しつつ並べてみる。暫定私家版のゼフィルス卵図鑑だ。 ウラゴマダラシジミやミズイロオナガシジミは特徴的で野外でもすぐそれとわかる形態だ。他のはついている植物が特異なものはそれで区別できるものの、もし同じなら肉眼ではとても見分けがつかない。 昨日歩いた部奈のアベマキで見つけたのは、アカシジミのものと思われるゴミでカモフラージュされた卵。そういう種類があると知っていたことと、そのゴミが一部はがれていたから気がついたものの、そうでなければ見逃してしまう代物だ。 「原色日本蝶類生態図鑑」では、このゴミが母チョウの体毛なのか、枝にもともとついていた毛などが利用されているのか、検討が必要とされている。またウラナミアカシジミも同じようにゴミでさらに念入りにカモフラージュするという。卵自体は両者よく似ているが、ウラナミのものはアカのものに比べより扁平に見えるらしい。そこで卵自体を見るべく、ぬらした面相筆でゴミを取り除いてこうとしたがこれがなかなかしっかり付着していてとりにくい。卵自体と枝表面もそうだろうが、ゴミも何か粘着質でくっついているようだ。何とか卵全体が見えるようにはなったがどうも見分けがつかない。しいていえばアカシジミのものだろうか。
by narwhal2
| 2005-01-22 12:57
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