2006年 05月 27日
こりゃどうみてもイモムシには見えんなあ、どうしてもツノという言葉で呼びたくなるよなあ、この幼虫を手前斜め上から(画像左)ながめつつ思う。 昨日、火山のヤナギにいたクロモンキリバエダシャク幼虫。横から見れば基本はたしかにシャクガ幼虫なのだが、何といっても特異なのは胴体中程にそなわった2本の突起。トゲとか突起を備えた幼虫というのはけっこういる。毛のついた毛虫だって多い。しかしこの幼虫の突起はそのどれとも違い、微妙な太さと曲がり具合があって、途中の枝分かれなぞはどうみても類縁関係のとんでもなく遠いシカの角を連想してしまう。 いったいこの突起形状の持つ意味は……なんて考えたくなるのだけれど、まあ思いつかない。この独特なポーズとあわせ、少なくとも体のラインがイモムシっぽく見えなければ、それはそれで効果があるのかもしれないが……。
by narwhal2
| 2006-05-27 18:48
| チョウ目
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