2006年 06月 22日
昨日の記事に部屋の中に「逃亡した」と報告したキガシラハサミムシオス。盛口氏が屋久島からわざわざ送ってくれた日本一ハサミの長いハサミムシであって、これはホントもうしわけない……と意気消沈。落ち込みながら記事をアップし、さて、と次のことにとりかかろうとしたら、本棚の下あたりで「ポトッ」とかすかな音がした。
見ると、件のキガシラハサミムシオスが、本棚最下段から突き出たコピー用紙の束の上にいるではないか。ここでさらに失敗。指でつまんで触角でも折れたら困ると、かき寄せてプラケースに入れようなどと遠慮したのがまずかった。ハサミムシはサササッと本棚の奧へと走り去ってしまったのだ。当然、本棚最下段のものをすべて床に出し捜索したのだが、再び行方不明。 さらに消沈したが、しばらくしてからふと顔を上げると、机と同じくらいの高さのレターケース上に今度はあらわれた。今度は遠慮なくしっかりと手で回収。ふう。日頃の行いがよかったんだか悪かったんだかよくわからん。 キガシラ捕物の一幕で気がついたこと。彼らはおそらくコブハサミムシなんかと同様、樹上生活的なのではないだろうか。盛口氏の「木の幹にいたんだよ。もう一匹車のドアに挟まれてたんだけどね」という証言からも、そのことは裏付けられる。 うん、生きているキガシラはやはり以前送ってもらった標本より数段とカッコイイ。しかし、ハサミムシファンを名乗る以上、やっぱり屋久島に行って生のこのハサミムシを見るべき、だよなあ。 →キガシラハサミムシ
by narwhal2
| 2006-06-22 15:16
| ハサミムシ目
|
ファン申請 |
||