2006年 11月 22日
午前中、息子の中学校が合唱祭だったので少しのぞきに行ってから、その後フィールドをまわった。いくつかお目当てがあったのだけれど、いずれも芳しくなし。天気も薄曇りではっきりせず、今イチすっきりしない。まあ、こんな日だってある。
台城の林を歩いていて気になったのはいわゆる雪虫。このところ、あちこちの林で見かけるが、ロウ物質をヒラヒラさせているアブラムシの有翅世代である。雪虫という通称はかなり一般的なもので有名なほうに属する昆虫だと思うのだが、さてその素性は何アブラムシだったろう、と気になったわけだ。 前にもブログに書いたことがあったなあと見返してみたが、何アブラムシなのか今のところ調べつかず、で記事は終わっていた。うーん、そのときから何ら進展していないのが情けない。 アブラムシ図鑑も未入手だったので、ネットに情報を求めてみる。こんなに知られている雪虫だが、その素性について直結する情報は意外に少ない。多いのはトドノネオオワタムシという名のアブラムシであるという記述。が、疑問なのは、このアブラムシ、名前からしておそらくトドマツの根にからむアブラムシだろうということ。トドマツなんて北海道の樹木だ。 北海道立林業試験場のサイトにこのアブラムシについての解説がされていたが、それによれば、春にヤチダモ、アオダモ、ハシドイなどモクセイ科の枝葉につき、夏から秋はトドマツの根につく、とある。こうなるとやはり候補からはずれそうだ。 この手のロウ物質をまとった有翅世代アブラムシはこれ以外にも何種類かいることが考えられるが、ざっと見てみると、これ以外に名前としてあがってるのはリンゴワタムシ、ケヤキフシアブラムシといったところ。名からして食草はあてはまりそうだが、それぞれの特徴がまだ調べられていないので絞れず。 こんなところにも、知ったつもりだけの虫がまだいたんだなあ、と思う。アブラムシ図鑑でも買ってちゃんと調べねば……。
by narwhal2
| 2006-11-22 18:06
| カメムシ目
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