2006年 12月 07日
昨夕も例によって夕食の下準備を早々にすませてからフユシャクもうでに出かけた。ちなみに昨夜のメニューは、白菜と豚肉の重ね煮、キャベツと水菜のサラダ、スパニッシュオムレツ、笹カマボコのわさび醤油、みそ汁、であったので、帰ってからオムレツを焼けばOKというところまですませてから出かけたのであった。 この日はそれなりに冷え込んだが風も弱くてフユシャク日和。早々にサクラの幹に今年はじめてのイチモジフユナミシャクメスを見つけ上々のすべりだし。ナミスジフユナミシャクのオス、メスもあらわれる。メスは何匹か産卵モードでありこちらは最盛期。くわえて出現期が遅めのウスバフユシャクオスも出ていて、いよいよフユシャクオンシーズンである。 観察をはじめてしばらく。東の空から月が昇ってきた。一日過ぎてはいるけれどほぼ満月といっていいくらいの十六夜。その明るさにそれまでまたたいていた星たちもかすんでいく。 そういえば先週末は詩人の谷川俊太郎さんのライブに行った。谷川さんの詩を聞くのは2回目だけれど、ホントに元気でみずみずしい感覚を持ちつづけてる方だなあと思う。 詩を聞きながら思ったのは、宇宙がしばしば出てくるなあということ。デビュー作からして「20億光年の孤独」である。「そのころは宇宙の直径は20億光年ていわれてました。17、18のころから人や社会との関係よりも宇宙との関係を考えてました」というから、やっぱりちょっと変わった青年だったらしい。 そんな詩を味わったからだろうか。フユシャクを探しつつも冬の夜空も視野に入ってくる。しばらくするとナミスジフユナミシャクのオスが羽ばたきながらメスのところまで近づいてきてカップルが誕生した。満月の光にそのシルエットがクッキリと浮かび上がった。 →冬尺蛾(その13)
by narwhal2
| 2006-12-07 11:47
| チョウ目
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