2007年 02月 04日
今日、出かけるときにジャケットのポケットに手を入れたらフィルムケースが入っているのに気がついた。フィールドを歩くときには空のフィルムケースをいくつか左下のポケットに入れておき、何か気になるものがあれば入れ、そのフィルムケースを左上のポケットに移しておく。決めているわけではないが、何となくそういう拾いものシステムになってきている。今日手を入れたのは左上ポケットだったのだが、「あれ?何が入ってるんだっけ?」とすぐには思い出せず。ふたを開けてよく見たら、朽ち木のカケラ。思い出した。昨日、火山で倒木を起こしたときに見つけたカニムシを入れたのだった。あぶない。忘れるところだった。 その倒木下には、トビイロケアリが巣をかまえていたのだけれど、期待のアリノスアブは見つからず、幼体らしいアリヅカコオロギ一匹だけと、アリ巣居候がさびしいものだったが、同じ朽ち木の別の場所に件のカニムシくんがいたのだった。 白バックでしばしおつきあい。これが10倍くらい大きければ(4-5センチになるだろう)きっとポピュラーで人気も出るに違いない。ハサミがかっこいいからね。 「土の中の小さな生き物ハンドブック」(文一総合出版)をめくる。この小冊子に掲載されるカニムシは三種だけだが、そのうちのミツマタカギカニムシという種類にかなり似ているように見えた。腕の先がとても太いこと、ハサミの間にさらに小さなハサミが一対あること、などの記述がある。たしかにハサミの根元を見るとそんなようなのがあるように見える。まあ、こんな絵合わせでの同定はいいかげんなので、確定などできないわけだが。 本によれば、カニムシはトビムシやダニを補食する肉食だということになっていて、そんな暮らしぶりにもお目にかかってみたいものだ。 →カニムシ
by narwhal2
| 2007-02-04 19:59
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