2007年 04月 04日
いきなりですが、長靴というのはフィールドにおいてなかなか重要なアイテムである。普段は日常生活と同じくスニーカーで歩くことが多いのだけれど、長靴一つ車に入っていると安心である。これに履き替えればどこでも歩けるような気分になれる。水っぽいところはもちろんのこと、枯れた草っぱらとか普通の靴ではゴミがどんどん入ってくるようなところも気にせずに入れる。 それほどこだわりはないけれど、しいていえば靴底がしっかりしていることだろうか。シンプルな黒のやつをはじめとして、なぜか長靴の底はふにゃふにゃと柔らかいものが多い。あれは歩きにくいと思う。ある程度のしっかりさが必要だ。かといって長靴フェチではないので、外国メーカー製の何ちゃらとかいう狩猟用なんていう立派なものは、逆に気楽さがなくて履く気にならない。お気に入りは近所のホームセンターで2000円ほどで売っているヤツだ。コストバーフォーマンスばっちりである。数年はきつづけていたが、それも昨年にはもう「水は入ってくるが湿気は逃げない」という逆ゴアテックス状態になっており、今年ついに新調した。 うれしくなって水場に出かけることにする。単純である。 中平の河川敷裏にある浅い水たまり。絶えずチョロチョロの水がながれこむ水深せいぜい20センチのこの水たまりでは、毎年今頃トビケラ幼虫のポータブルケースが目立つようになる。落ち葉を丸あるいは細長く切り抜いたパーツをいくつかとじあわせたもので、種類はまだたしかめていない。 せっかくなので水中撮影。といってもプラ水槽に入れて撮ってるだけ。足下の長靴に水漏れはまったくなし!って、あたりまえですね。肝心の撮影の方は、底の泥がすぐ舞い上がるし、なかなかうまくいかない。しかも数カット撮った時点でストロボがおかしくなる。気がつかないうちにストロボを水中にズッポリ突っ込んでしまったのだ。本体の回路は生きてるようだが、発光部がダメらしい。今日は帰って修理しなければならない。うーん、長靴買ってよかったんだかどうだか……。
by narwhal2
| 2007-04-04 20:04
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