2007年 07月 05日
早いなあ。もう7月だもの。7月ということは2007年も後半になってしまったのであって、うーんとうなってしまう。たしかに晴れ間がのぞけば、そこはもう夏で、虫たちももう夏的な顔ぶれ。 東伊那を歩いていて、そういえばオオカバフスジドロバチはどうしているかと気になって立ち寄ってみた。この煙突職人は、昨年の例でいえば6月後半から活動を開始して、夏の間ダラダラと姿を見ることができるドロバチだ。 田んぼ脇の竹置き場は今年もオオカバフたちのコロニーが使っていて、煙突をこしらえたり、泥玉を抱えて戻ってきたり、もう巣を作り終えてエモノの青虫を抱えてかえってくる姿や、あるいは彼らにつきまとうヤドリバエの姿も見られた。田んぼの畦に腰を下ろし、ときおりのぞく夏っぽい太陽の光を浴び、忙しそうな彼らの姿をながめていれば、気分はよくて、うん、時間はどんどんすぎていく。 ところで最近このハチの和名について調べていて気がついたことがある。たとえば森林総合研究所が日本竹筒ハチ図鑑というページをつくられていて、なかなかに重宝しているのだけれど、そのオオカバフスジドロバチの項によれば、このハチ、最近はエントツドロバチと呼ばれるようになっているのだそうだ。和名はわかりやすくて広く使われる名がいいわけで、オオカバフスジドロバチよりは、その習性を物語るエントツドロバチの方がいいよなあ、と思う。 ついでに、虫の和名から学名を調べるというときにもネットにはお世話になっている。日本産昆虫学名和名辞書(DJI)では、和名キーワードを入力すれば、それが含まれる科なり属なり種なりの英名が出てくるというもの。なかには登録されていないのもあるけれど、ほとんどの昆虫は出てくる。これがパッとできてしまうなんて、ホントにありがたい話です。欲を言えば、英名も出てたりするといいなあと思うのだけれど、そんなのはちゃんと自分で文献購入しなさい、といわれるわな……。 →煙突職人
by narwhal2
| 2007-07-05 14:11
| ハチ目
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