2007年 09月 19日
![]() 今日も午後からナナフシモドキを探索する。部奈の心当たりを見て回り、その後ふたたび台城のサクラをチェックしてまわったが、完全に空振り。うーん……。 ナナフシモドキはいわゆる普通種(あんまり好きな言い方じゃないけれど)。その普通にいる虫について少しはつきあってきたつもりだったが、それがいかに知ったつもりにすぎなかったのかを思い知らされる。その成虫に出会った記録をザッと見返してみても、羽化時期である夏の初め〜8月半ばくらいまではかなりある。秋の記録がさっぱりない。図鑑などによれば11月までとあるし、他のヤスマツトビナナフシなど晩秋に見たことがあるから、たぶんどこかにはいるはず。考えられるひとつは、この時期、アンタッチャブルな樹冠空間にいるなんてことだろうか。もっとたくさん歩いて、マメに見て、何らかの形ででも記録して蓄積していかなければいかんなあ、と痛感する。 ![]() 渡場の田んぼ地帯。その中の畑のサトイモを眺めていたら、葉裏に大きめのイモムシがいるのに気がついた。セスジスズメ幼虫。シックな茶色地に眼状紋が2列にズラリと並ぶイカしたイモムシだ。 黒目のあるいわゆる目玉模様状になっているのは前の2×2個。あとはオレンジの白目?になっている。この中齢幼虫はまたちがった感じで目玉模様が並んでいるので、そこから見たかったなあという気持ちもわくが、まあいいイモムシに出会ったのだからよしとする。 このセスジスズメだって、とくに珍しい種類というよりは普通種であろう。しかしこの幼虫にご対面したのは初めてのこと。近しい自然にいるものたちのことをもっともっと知っていきたい。
by narwhal2
| 2007-09-19 20:26
| チョウ目
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